
5月——。
持ち家勢にとって、ちょっと憂うつな季節です。
なぜか?
「固定資産税・都市計画税納税通知書」が届くからです。
なぜ納付期限はこの時期なのか?
私が居住する自治体では、納税は年4回払い。
各期の納期限は以下の通りです。
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第1期:6月初旬
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第2期:7月末
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第3期:1月初旬
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第4期:3月初旬
全国的にもおおむねこのようなスケジュールが一般的です。
背景には、以下のような行政的・生活資金的な配慮があります。
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課税の基準日は「1月1日」だが、評価や発送には時間を要するため、初回納付は6月から
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年末年始や年度末といった「出費が重なる時期」を避ける
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第2・第3期は「夏冬のボーナス期」に合わせ、納税の負担を平準化
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一括納付も可能だが、分割納付で資金繰りを柔軟にできる
この「4回払い制度」、実はFIRE民のキャッシュフロー管理に極めて相性が良い制度設計なのです。
FIRE前:即納&ポイントゲット戦略
昨年までは、通知書が届いた瞬間に楽天Payで一括納付。
目的は「早期納税によるポイント活用」。
金額は1期あたり42,000円前後。
合計で年間170,000円ほど。
サラリーマン時代の私は、毎月の給料から逆算して生活資金を管理していたため、「一括納付でさっさと済ませたい」という思考が強かったのです。
FIRE後:期限いっぱいまで粘る「資本家の発想」
しかし、今年は違います。
なぜなら、2025年4月をもってFIRE生活に突入したからです。
定期収入はゼロ。
生活資金は、保有資産の取り崩しと、米国株の値上がり益で賄う生活に移行しています。
だからこそ、「支払いはできる限り後ろ倒し」が基本戦略になります。
「期限の利益」とは何か?
ローンの契約書に出てくる言葉で、「期限の利益を喪失する」とは、約束通りの返済ができなければ即時一括返済になるという意味です。
逆にいえば、「支払期日までは払わなくていい権利」が、資本主義における基本ルール。
今の私は、この「期限の利益」を最大限活用する側に回るわけです。
支払いを遅らせる=その分、手元資金を運用に回せる。
昨夜も米国株が爆上げ
例えば昨夜、米中関税交渉の進展ニュースを受けて米国株が一気に上昇。
私の資産は一夜で約720万円増加しました。
もちろん、「捕らぬ狸の皮算用」ではありますが、これは実際に手元に資金を置いていたことによる“機会”の恩恵です。
サラリーマン時代には、「余剰資金=すぐ使うお金」という発想でした。
でも今は違う。
余剰資金=資本を働かせるための兵力。
だからこそ、納税も“戦略的に”後ろに回す価値があるのです。
FIREとは「お金をどう使うか」ではなく「お金をいつ使うか」
FIRE後の生活は、「節約」や「ミニマリズム」ではありません。
「資本の使い方を自分で決める」という、自立の感覚です。
納税一つとっても、その感覚の変化は明確です。
「払えるけど、あえて払わない」
この感覚こそが、サラリーマンマインドから資本家マインドへの移行なのかもしれません。
おわりに:納税もまた、FIREマインドのリトマス試験紙
通知書が届く5月。
それは、FIRE民にとって「資金設計の再確認月間」ともいえる時期です。
現金をいつどのように使うか。
運用と生活のバランスをどう保つか。
小さな納税もまた、FIRE後の新しい時間軸の中で再定義されていく。
追記:ちなみに今年も楽天Payは使う予定です。
ポイント、捨てがたいですから(笑)