中島聡さんのエッセイで印象に残った話。FIRE民ほど刺さるやつです。
東京で、めちゃくちゃ美味しい日本料理屋に連れて行かれた。
食材は最高、内装も異常に豪華。でも席数は少ない。客単価は高いとしても「これ、ビジネスとして成り立つの?」と疑問が湧く。
そこで大将に経緯を聞くとこうだった。
大将は修行中に中国人の超富裕層に見込まれ、上海で店を任された。
ただ上海では「最高の食材」が揃わず、料理の到達点に限界があるとオーナーが理解する。
結果、オーナーは東京に店を作って大将を呼び戻し、「世界最高の食材×お気に入りの料理人」で“理想の一皿”を食べる環境を完成させた。
つまりこの店は、
黒字化が最優先の事業じゃない。
オーナーが年に何回か来たときに「最高の食事」をするための装置。採算が不確実でも構わない。
これ、FIREの感覚に近いと思う。
FIREって結局、資産を増やす競争の先にある「何を買うか」の話で、
お金で“モノ”より“体験”と“環境”と“時間”を最適化するフェーズに入る。
・利回り最大化じゃなく、満足度最大化
・黒字目的じゃなく、人生の目的を実現する
・「欲しい体験のために仕組みを作る」という発想
そんな背景を想像しながら食べる松葉蟹が、最高だったという話。
最後に一言。
「うらやましい」
一度は行ってみたいね!!